おもちゃを「ただの遊び」で終わらせていませんか？
子どもが夢中になって遊んでいる姿を見て、「なんだか楽しそうだけど、それってそんなに面白い？」「この遊び、意味があるのかな・・・」「そうやって遊ぶものじゃないんだけどな」と思ったことはありませんか？
でも、おもちゃや遊びについて深く知れば知るほど、「ただの遊び」こそが子どもの成長の原動力だと気づかされたのです。
遊びの中には、すべてが詰まっている
たとえば、積み木でタワーを作る遊び。
- どの形が一番安定するかを考える【論理的思考】
- 何度も崩れても立て直す【粘り強さ】
- 「もっと高くしたい！」という【達成意欲】
これら、どれも「生きていくうえで必要な力」だと思いませんか？
そしてこの力を、誰かに教えられたわけでもなく、
子どもは“遊び”を通じて、自ら身につけていくのです。
なぜ子どもはおもちゃに夢中になるの？
子どもにとって、遊びは「仕事」です。
まだ言葉で表現したり、机に向かって学ぶことが難しい幼い時期。
その代わりに、自分の手と体、五感を使って世界を理解する手段が「おもちゃ」なんです。
そして、夢中になる理由は明確です。
それは、“自分でコントロールできる世界”だから。
現実の世界では大人に管理されているけれど、
おもちゃの世界は自由。自分のペースで進めて、自分でルールを作れる。
だからこそ、子どもはのびのびと、自信を育てながら遊びに没頭できるのです。
おもちゃは、親子のコミュニケーションツールでもある
「何してるの？」
「すごいね、それ！」
「見せて、教えて？」
このたった一言が、子どもの目をキラッと輝かせる瞬間です。
一緒に遊ぶ時間は長くなくてもいいんです。
数分でも、同じ目線に立ち、心から楽しむことで、
子どもは「見てもらえた」「受け入れてもらえた」と感じます。
そしてその安心感は、自己肯定感や信頼関係の土台になっていきます。
おもちゃを見る目が変わると、育児がちょっと楽になる
「おもちゃってすごい」
「おもちゃの力を信じてみよう」
そう思えた瞬間から、親の心も少しだけ軽くなります。
遊びながら学んでくれる、
自分で成長していく…
そんな姿を見られると、
“がんばって教えなきゃ”というプレッシャーも手放せるようになります。
おまけ：今日から見方を変えてみよう！おもちゃ観察の3つのポイント
- 子どもが何にこだわって遊んでいるかを観察する
- 「正しい遊び方」にこだわらず、自由な発想を尊重する
- 成果ではなく“過程”に目を向けて声をかけてみる
まとめ
おもちゃはただの道具じゃありません。
それは、子どもにとっての「学びのパートナー」であり、
親にとっての「育児のサポーター」でもあるのです。
今まで「興味がなかった」という方にこそ、
この魅力が伝わると嬉しいです。
