子どもが小さいときにシングルになり、実家に戻ることもなく一人で育児と仕事を両立してきた私
育児は何年たってもベテランとなることはなく、やっぱり小さくても大きくなっても大変なことに変わりはない
楽しいこともたくさんあるけど、イライラもしてしまうし泣きたくなることもたくさん
もちろん、シングルじゃなくても、ワーキングマザーじゃなくても、子どもと向き合っているからこその悩みやイライラを感じることはあるはず。それを、パートナーと共有できるかどうかが違うだけだけど、ひとりで抱えるしんどさはやはり大きな違いだと感じます。
ひとりで育てる大変さと批判
ひとりで育てるということは、当たり前だけど収入もなければ生活ができない
職場でのストレスを抱えながら育児のストレス、子どもとちゃんと向き合えていない自分へのイライラ、自分の時間が確保できないことのストレス
そんな積み重ねになってしまう
自分が大黒柱とならなければいけないストレスはやはり大きい
子どもの習い事のために、とか、将来のために、とかではなく
今生きるためになんとしてでも働かなければという現実がのしかかってくる
同じような思いをしているシンママは結構いるのではないかな・・・
そんな頑張りを知ってか知らずかこんなことを言われることも。
「離婚をするような人は忍耐もなくろくでもない人、そんな親から生まれた子は結局ろくでもない人間になる」
「結局自分が決めたことなんだし、ひとりだから大変とかとやかく言うのがおかしい」
考え方はいろいろあるのは仕方ないし別にいい。
けど、両親がそろっていて当たり前なの?
悩んできたこと、耐えてきたこと、頑張ってきたこと・・・すべてを否定する言葉に対しては深く心の傷として残るし、自分が言われなかったとしても個を否定した発言は心が痛む。
育児は大変なことも多いけど、周りからの心無い批判はなによりも心をむしばみますよね
成長段階それぞれでの悩み
乳児期は癒しのときだけど、突然死が起こるのでは?突発性発心からの熱性痙攣がおこるのでは?誤飲・誤食は大丈夫?アレルギーは?
幼児期はいやいや期の自己主張、やりたいこととやれることのギャップや意思疎通がうまくできないもやもやで癇癪、いたずら、大人のマネ
学童期・思春期は友達との関係、勉強の困難、長期休みの際のサポート、反抗、生意気、受験、学費・・・
一通りを一度は経験していても兄弟がまだいるのでまだまだ育児のさなか
30後半からは体力もだんだんつらいものがあり、逆上がりを教えていて足がつることも(笑)
心身ともに、疲れがたまります💦
サポートの利用
仕事をするにはまず預け先が必要
保育園や延長保育のある幼稚園はワーキングマザーにとっては助かるけれど、園長保育料が気がかり…
私が利用している保育園は(どこでも?)、1分でも時間外になると1.5~2時間は働いた分のお金がとられてしまう。
小学校低学年では学童保育もあるけれど、遅くなるとお迎えが必要になりフルで働けない場合もあるし、友人は学童も落ちたと嘆いていたので地域によっては預かり先を探すのが大変
そもそも長期休みだとお弁当は毎日だし、そのお弁当を保管する保冷庫などはなかったため腐ることも心配だった💦
今でこそ保育園だけでなく幼稚園でも0歳児から預かるところも増えてきていて、さらに仕事の形態もリモートでできる環境は増えてきたけれど
職場に出勤して働かなければならないところだって多い
私の働くところも、コロナ以降在宅制度が一応できたけれど、基本在宅はさほど認めていない
育児中や介護中の人は特にリモートで働けるなら助かるのに
私の住む地域で保育園までの送迎やちょっとした預かりをしてくれるファミリーサポートというサポート事業もあるけれど
余裕がない当時はサービスは知っていても何となく心のハードルがあり利用は出来なかった…
休日も子育て支援センターに行きたかったけど、周りはママ友さんたちと盛り上がっている中、私はひとりで子どもを連れて行きポツンとしている感じが耐えられず行かなくなってしまった
社会がどんどん変わって、母親というだけではなく個々への理解がある職場が増え、リモートが当たり前の世の中になるとありがたい
サポート事業も長い文章を読ませるのではなく、必要な要点をまずわかりやすく提示して、詳細も難しい文章ではなくわかりやすい文章で書いてくれたらいいな
私ってなんだろう
ずっと育児と仕事と家事に追われて生きてきているので
ふと、私って何だろう と思うことが。
自分の好きはどんなことで、自分のビジョンは何で、どのような老後を送りたいか
あなたは自分について理解していますか?
自分以外を優先にしがちで自分に目を向けづらい母親は
自分の心や体が疲れていることにも気づきにくくて、重症になってきてからやっと気づきがち
自分に目を向けることで自己肯定感をしっかり持ち、ストレスをためにくくメンタルの保ち方がわかってくる、自分に優しくすることで心に少し余裕が生まれ、子どもとも楽しく過ごせるようになる
まだ、自分について見つめなおせていない方は、ぜひ試してみてください
子どもとの触れ合いの大切さ
毎日大変な日々だけど、子どもとの触れ合いはとても大切だと思っています
昔、ベビーマッサージ教室に通い、いつしか指導する資格も取るほどのめり込みました
そこで、肌と肌との触れ合いの大切さを知り、子どもたちに実践
成長するとなかなか触れることもできないなんて話を聞くけれど、わが家は大きくなってもいまだに「足だけマッサージして~」と言ってきたりします。
そして、学校であったこと、友達とのことなど、何でも話してくれる関係。
時々嘘をつくこともあるけれど、だいたいわかる(笑)
思春期は特にいじめだったり友達とのもめごとだったり複雑な悩みが増えてくるので、触れ合うことを頭の片隅にでも置いているといいと実感しています。
まとめ
仕事をしながら育児をするということはとても大変なことですが、まだまだ周りからの理解も得にくいことも多いです。
どんなことであれ、当事者になってみなければその人の大変さはわからないもの。
それは自分だって同じだとは思います。
だけど、ひとりで抱えてしまうことは自分だけでなく、子どもにも周りにも悪い影響を起こしてしまう危険性を兼ね備えているもの。
いつも頑張っている自分を認めて褒めることをしてほしいと思います。
そして、自分が何を楽しみたいと思っているのか、何を大切にしているのかに向き合ってみてください。案外、そんなに頑張りすぎなくてよかったということも見えてくるかもしれません。